待て戦争「殺すな、武器を取るな」学習対話集会決定11月30日六時半場所松山コミセン三階会議室詳細はgo
「不殺生の祈り」平和の鐘響く 松山・石手寺(愛媛新聞より)

 米中枢同時テロやアフガン攻撃の犠牲者を悼み、平和を願う「不殺生の祈り―音と祈りと対話の集い」が27日夜、松山市の石手寺で開かれた。世界の協賛寺院とともに一斉に鐘などを打ち、各宗派が不殺生の誓いを表明。市民らとともに不戦への思いを新たにした。県内の僧りょらが、仏教の「不殺生戒」の教えのもとに呼び掛け、松山市出身のシンセサイザー奏者、西村直記さんが協力。中国の白馬寺やインドの大菩提寺、京都の仁和寺、高野山総本山など国内外の寺院が多数賛同。キリスト教教会も参加した。午後6時、鐘が響く中、西村さんが宗教を超えて平和を祈る曲「平和の梵鐘(ぼんしょう)」を演奏し、テロ犠牲者らを追悼。浄土宗、浄土真宗、真言宗、臨済宗の各派が、報復攻撃中止を訴える声明を読み上げ、読経した。                      #西村直記さんのメッセージ   目次へ

 松山市仏教会の挨拶

「10.27不殺生の祈り」報告と今後  (主催代表者、意見メールをishiteji@interlink.or.jp)

 宗派を越えた20寺院25僧侶によって「不殺生の祈り」は、厳粛に行われた。二週間という緊急の立ち上げであったが、松山市仏教会は会としての呼びかけをしていただき、例えば真言宗豊山派では布教師会として案内をするなど、発信が各所より行われ、事が重大且つ多くの賛同を得ていると確信された。当日約400人が参加。

 殆どの出席者が経典を引用し、

1)殺してはならない(法句経130)

2)武器を取ってはならない(経集935

3)恨みを増幅してはならない(法句経5)

4)慈悲の心こそ仏教の原点である

の点より今時の米国を中心とした戦争の動き、また、日本国の「後方支援」という方向性に対して批判したと考えるが、投稿をお願いしたい。

特に、声明を出した宗派(浄土宗真宗大谷派浄土真宗本願寺派臨済宗妙心寺派)では、報復の武力行使に明確に反対した。また、前の大戦に於いて「我が国も聖戦の名のもとにに戦争を遂行し」た反省、「自らの加害責任」に、つまり「仏教の戦争責任」言及して、過去の歴史の教訓から、仏教徒の不殺生問題を原点からの追求し直し、反省と平和への決意を新たにした。

また、当日の対話集会や届けられたメッセージでは、

1)世界の貧富の差の問題

2)平和憲法と仏教の問題

などが論じられた。

西村直記さんのメッセージ
 関係者各位へ
このたびは、ご協力ありがとうございました。
おかげさまで、18時に、松山市の石手寺で、世界の協賛寺院と共に一斉に鐘などを
打ち、
西村直記が宗教を超えて平和を祈る曲『平和の梵鐘』を演奏。
浄土宗・浄土真宗・真言宗・臨済宗の各派が、
『仏教徒として、殺さない、殺させない、殺されない』という三つの不殺生を誓い、
般若心経を唱えました。
19時から30分、西村直記コンサートをし、テロ犠牲者の追悼曲『ピュア・ラブ』
などを演奏し、
平和の大切さを訴えた。
万灯会では、参加した市民らがろうそくの火を献灯。
反戦と平和を願いました。
また、中国の白馬寺やインドの大菩提寺、四国八十八ヶ所霊場会寺院、知多四国八十
八ヶ所霊場会寺院、
御室派総本山京都仁和寺と末寺、高野山総本山と末寺など国内外の寺院が多数賛同。
キリスト教教会も参加。
取材は、NHK・RNB、朝日新聞・愛媛新聞・読売新聞(京都)でした。
少しでも、世界の平和のお役に立てればと、これからも頑張りますので、よろしくお
願いします。
                      
西村直記  拝
西村直記後援会事務局
〒790-0861 松山市紅葉町6−28
TEL089-933-8221 FAX089-933-0737
E-mail:nishimura88@lib.e-catv.ne.jp
HP:www.ne.jp/asahi/sekai88/peace21/

 

 

 

 

 

国際的テロリズムの行為並びに、報復のための武力行使中止を求める決議文

 

 2001年9月11日、アメリカ合衆国における同時多発テロ行為によって多くの人々の尊いいのちが奪われ、甚大な被害を受けたことに対し、深く哀悼の意を表し、関係する人びとに衷心よりお見舞いを申し上げます。

 人間を踏みにじる非道無惨なこのテロ行為に対し、私たちは強い憤りと深い悲しみを覚えます。いかなる主義主張があろうとも、「いのちの尊厳」を否定する行為は絶対に許されません。

 現在、このテロ行為に対する報復として武力行使がなされていることは誠に残念であります。真宗大谷派宗務総長名をもって、このことを危惧し、武力行使をしないよう強く要望(9月21日 内閣総理大臣と米国大統領あての要望書)してきましたが、阻止できなかった無力さを恥じるものであります。

 すべてのテロ行為は、憎むべき卑劣な行為です。しかしながら、その行為に対して武力をもって報復することは、戦争の悲劇を繰り返し、多くの人びとのいのちを奪い、あらたに難民を生み出しております。これこそが人間自身の持つ愚かさであり、悲しさです。正義という名の殺人によって平和を実現しようとする人間の迷妄は破られねばなりません。民族・言語・文化・宗教など様々な違いを認めあい、真実の平和を願い、同朋として出遇う道を模索する以外に、テロリズムを根絶することはできないと確信しております。

 私たち真宗大谷派は、過去の戦争に関与し、多くの国と人びとに多大なる苦痛と悲しみを強いた歴史をもっています。生きとし生けるものを平等なるいのちとして見出す仏陀の教えをいただきながら、その教えに背いて戦争に協力した罪責は、どれだけ反省しても償うことはできません。私たちは今、戦争の歴史を検証し自らの加害責任を直視し、戦争に二度と加担してはならないとの決意をあらたにしております。

 世界における民族、宗教の相違による問題と経済格差による貧困等の諸問題に対する無知・無関心をあらためて自覚し、全世界の悲しみを真摯に受け止め、あくまでも武力行使に依らない、外交的努力と人道的支援こそ日本国の世界平和に貢献する道であると確信し、宗教者として四海平等の仏陀の精神の具現に向けて一層の精進を誓うものであります。

 私たちは、これ以上犠牲者を生み出すことのない、すべての人びとのいのちの尊厳が守られる叡知の結集を願い、テロ行為並びにテロ行為に対する報復としての武力行使を、即刻、中止されることを強く要望し、平和実現への努力を惜しまないことを決議いたします。

2001年10月17日 真宗大谷派 宗議会議員一同

 

米国同時多発テロに対する浄土宗の声明

 9月11日、米国において発生した同時多発テロにおいて、その犠牲になられた方々及びご遺族には衷心より哀悼の意を表するとともに、お見舞い申し上げます。

 非暴力を標榜する私たち浄土宗僧侶は、このたびの米国における同時多発テロに対し、深い悲しみをおぼえました。理由の如何にかかわらず、人を傷つける暴力は許されるものではありません。仏教の祖釈尊は、「人はすべて暴力におびえる。すべての者にとって生命は愛しい。わが身にひきあてて殺してはならない。殺させてはならない」(法句経130)と教えています。 

 暴力はまことに愚かしい行為であります。それは万人が知るところであります。しかし、人間は神でも仏でもありません。過ちを犯しやすい愚かな生き物でもあります。この愚者であることを良く自覚し、少しでも過ちを減らしていけるのも、また人間であります。  米国はテロリストたちの正体を追及し、報復を行なうと公言していますが、暴力は暴力を生み、相互の報復合戦となって尽きることがありません。報復は新たな悲しみ、憎しみを生み出すのみであります。

 釈尊は「実にこの世においては、怨(うら)みに報いるに怨みを以ってしたならば、ついに怨みの息(や)むことがない。怨みをすててこそ息む。これは永遠の真理である」(法句経5)と説かれています。私たち浄土宗の宗祖法然上人の父君は、夜討ちに合い落命することになるのですが、その時、幼い上人を枕辺に呼び、「遺恨を結ばば、その仇世々に尽き難かるべし」と、あだ討ちが当たり前だった時代に、そのあだ討ちを禁じたのです。復讐をすればそれに対する復讐がまたおこり、そして、それは尽きることがない、と。これは正に釈尊の教えを守った行為でありました。

 私たち浄土宗僧侶は、暴力のない、人間同士が信じ合い、愛し合い、助け合う世界が一日も早く来るように望んでやみません。

合 掌  平成13年9月25日  浄土宗宗務総長 水谷 幸正

声明文「国際テロ対応について

 9月11日、アメリカ合衆国で起きた無差別同時多発テロには深い悲しみと強い憤りを覚えます。被害にあわれた皆様に心から哀悼の意を表します。

私たちは仏教の基本的な教えである「不殺生」に基づいて、非戦平和を訴えてきました。仏教は私たちにいのちの尊厳と平等を教えています。

 この教えに立つとき、数千のいのちを奪ったこのたびのテロは、いかなる理由をもってしても容認できるものではありません。
 最近の報道によれば、アメリカ合衆国をはじめ多くの国家はテロの首謀者を逮捕するためにはアフガニスタンヘの武力攻撃をも辞さないとの方向で着々とその準備が進められています。これに対してアフガニスタンの実質的支配者であるタリバンも「イス
ラム」を守るための「聖戦」と称して戦闘の準備を進めています。
 私たちは合衆国大統領をはじめ世界各国のリーダーの方々およびタリバンの指導者に、「直ちに国際法廷を組織してテロの首謀者が公正且つ厳正な裁判によって法の下に裁きを受けるよう、武力攻撃によらない外交交渉によって問題解決を図ることに最大限の努力を払っていただくよう」強く要望するものであります。
 21世紀こそは戦争のない世紀にという願いは世界の人々の切なる願いであります。人々の願いに応え、人々の願いを実現することこそ世界平和の第一歩でありましょう。
 このたびのテロ事件解決の方法は21世紀におけるこの種の問題への対応のリーディングケースとなるものであり、その意味においてもいのちの尊厳が守り抜かれますよう願ってやまないものであります。
2001(平成13)年9月25日  浄土真宗本願寺派  総 長  武 野 以 徳
 
宣言
 
 先の米国同時多発テロにより行方不明者を含み6千余名の死傷者を出すという未曾有の惨事を目のあたりにして、テロ行為者に対する強い怒りと犠牲者に対して深い悲しみを表明するものであります。
 納等、ここに犠牲となられた方々のご冥福と心身に深い傷を負われた方々の快復の一日も早からんことを願うのみであります。
 いかなる事由があろうとも人間の生命の尊厳を無慈悲に踏みにじる行為は許さるべくもなく、被害者(国)の怒りと悲しみは察して余りあるものがあります。しかしながら正義の名のもとに報復することは、自らを貶める結果になりかねません。
 テロというこの人類の卑劣な犯罪と悲劇を終焉させるためには、21世紀を共に生きる人間としての道義と釈尊の悟られた叡智を以て、根本的な解決を図らねば、憎悪や恐怖の連鎖を断ち切ることは望むべくもありません。
 米国は今日のテロをニューウオー(新しい形の戦争)と表現し、また、報復の目的とされている国はこれをジハード(聖戦)と称し、受けて立つことを表明しています。このような状況の中で宗門人として、対話と相互理解を深める事を内外にアピールし、生命の大切さを守り抜く決意をすべきであります。
 かえりみますと、かつて我が国も聖戦の名のもとに戦争を遂行し、彼我各国の多大な苦痛と損害を与え、たとえ国策とはいえ結果として、戦時の高揚した国民感情の中で、我が宗門が砥柱のごとく反戦を貫くことが出来得ず協力して来た事に対し誠に遺憾に思うものであります。まず、この過去の過ちに対する懺悔と反省の上に立って、諸民族の多様な生活や価値観、信条、宗教を尊重しつつ、日々の強化活動において我が禅門の宗旨を宣揚し、世界の平和のために一層努力しなければなりません。
 また、先般ハンセン病国家賠償訴訟原告勝訴の判決を受けて、政府は控訴を断念し、元患者への賠償金支給や名誉回復を図り、福祉増進等の保障措置を成立させ新しい局面を迎えつつあります。
 宗門として今日まで元患者のくるしみと心を一つにすることもなく、過去の国策による強制隔離のため誤った認識や偏見によって、その悲惨な生活を看過して来たことを懺悔し、お詫び申し上げるものであります。いずれにしても悲惨な人生を送り、不条理な死を余儀なくされる人が、この地球上に一人たりとも存在することのないよう釈尊の御心を体して、宗門一人一人がこれを主体的に受け止めて実践することができるようここに決意し、宣言する。
            2001(平成13)年9月27日
臨済宗妙心寺派第100次定期宗議会