静寂に耳を凝らせば
嘆く声
しばし語らず
心をイラクに
武器とるな
もうけをとるな
愛をとれ
恐れるな
妄想恐怖
先制自衛
無関心
対岸の火事
座視共犯
子ども抱き
泣き叫ぶ人
ごめんなさい
今日も世のため
人のため
解放自由あなたのため
見えずして
痛みつづける
大地にて
武器すてとどけ
平和の折り鶴
とどけよう
平和のおりづる
武器を捨て
人の痛みぞ
むだにするまい
種あたえ
育てさせて
刈りに来る
武器売る商人
油まで
猿に銃
蟹に大砲つかませて
すきさえあれば我が物に
もりたてて
恐怖をあおり
武器売って
商人国民
もうとまらない
守るため
守るためとて
恐れすぎ
ついには攻めて
殺しまくる
敵も味方も
死ぬるは庶民
土俵には
定員一名
フセインブッシュ
雰囲気好きの小泉も
不老長寿のウラン弾
知らん存ぜぬ言いながら
兵士も人も
被爆死に逝く
こちらの岸かむこう岸
殺すか死ぬか
わたしゃ逃げたい
対岸の火事はほどよい
心地よい
いずれ足元
痛さものどもと
いずれアフガン忘れ去る
どなたでも
チャンネル回せば
司令室
バスラへバクダへ
ご案内
押して飛び散る
顔や手や足
アメリカが
派手にやる間にイスラエル
あいつもこいつも
殺っておけ
戦争中は
五里霧中
いつも唱える
不殺生
殺しながらに
不殺生
アリには情け
人には銃弾
繰り返す
歴史の痛み
何のため
共感なしでは
ただの痛恨
もうけたい
やられるまえに
情け捨て
既に軍備は
40兆円
残るは
決断
在庫一掃
もうけたい
やられるまえに
情け捨て
殺ってみれば
また勝った
死んだのは
味方百人
敵万人
流すなマスコミ
悲しみを
悲しむ側は
非国民
涙をこらえて
殺しましょ
悲しむやつらは
誤爆の標的
恐怖唖然
自爆攻撃
アジアの解放
特攻隊
今回の犯行の動機は
雰囲気
ゲームは終わった
だからといって
何が始まる
引っ込める
決議もあれば
出した決議
12年前のは
ゲーム違反
それでもジャイアン
マンガもびっくり
フランスの国連演説
大拍手
やめろやめろ
世界に流すな
やめぬなら
殺してしまえ
アルジャジーラ
それは誤爆だ
よくあることだ
あくまでも
平和解決
雰囲気で
最後まで
努力すれば
もういいじゃん
どうせ逝くのは
男たち
同盟は
自衛以外もやりまっせ
友だちは困難なときこそ
真価発揮
ついていきます
どこまでも
だから私を撃たないで
雰囲気なんて
あなた次第
人殺し
支持率あれば
正義の味方
保安官
殺した数が
正義の誉
最後まで残る理由は
何かいな
破壊兵器か
解放か
はたまた人権
主権は在民
死んだ人
あの世で自由を謳歌せん
Aさん悪人
Bさん善人
二つに一つ
私はどっち
それともブッシュが決めるのか
殺されて
バスラの仇は何処で取る
殺されて
あの世で恨んで待ってます
せめて恨める自由と権利
この世で傷つきあの世で傷つく
殺された恨みはいかで晴らそうか
肉裂け飛び散る雲の上
刻みつつカットバン配る気前よさ
他人が見たらなんと言うだろ
肉片の
ひとつふたつが
娘のかたみ
抱きしめて
わが子は冷たく動かない
なにも殺さずとも
よきものを
うしろには
恐怖政治子を捕え
前には爆弾降り注ぐ
軍事国家は
いつか来た道
戦場に送るは
国家と銃のみならず
男ならば国のため
命すてなば非国民
今はテロの側とぞ
自由の敵とぞ
スローガン
前にブッシュ
後ろにフセイン
死んだ万人
何のため
二者択一
侵略ブッシュ
フセインか
イラク国民恐怖とる
凱旋に歓喜で迎える
イラクの民
面従腹背
生きていずれの日にか
一村の
肉片集めて
棺に満たず
人生は
時に笑って時に哭す
ブッシュも人の子
どこで涙す
人なれば
誰もが罹る維摩の病
損得恐怖恨みぞ捨てて
攻められる
前に攻めよと妄想病
同じ病むなら他人の痛み
君死にたもうことなかれ
敵も味方も
昔も今も
静寂に耳を凝らせば嘆く声
しばし語らず心をイラクに
打ちのめしひざまずかせる怪物に抗う術はあるのだろうか
爽快と映る中継 空母から発つ機は青い蒼い空ゆく
小国も世論も叩き潰されて驚愕の果て立ちすくむ朝
「バグダット制圧」黒き文字躍るその猛々しさと高揚感と
腕をもがれ焼かれる子らをどう思う 野末の石の下の祖父なら
4・20 反戦詩集
愛媛県民と大学人の会
二〇〇三年四月二〇日
俳句的グループ
戦慄の
暴力の春
友よ 師よ
春の戦
心身を侵し
崩しゆく
座り込む僧たち不動
折り鶴舞う
慟哭の地と人に
遭う
二〇〇三年
花冷えの街に
読経の響きあり
美しき自爆などなし
百合の花
殺生の
殺の字に
血が凍る春
シャボン玉
平和を映しどこまでも
難民の嘆きの行方
春霞
蝶々追う子どもの声を
イラクにも
春遠き難民三十八度線
イースター
祈るは平和平和かな
川柳的グループ
反戦の
篤い人脈誇らしく
ツル折る人気は優しくて
力もち
参戦し日本も
テロの標的に
むだづかい
戦争準備に、五兆円
ブッシュさん
プレッツェル
ぜひ、もう一度
戦争で
景気回復お約束
鬼退治耕す畑も
なくなった
春雷や
ブッシュブッシュと
夜も寝られず
今日イラク
明日は我が身
藪(ブッシュ)から暴
大学人
反戦運動の酸いも知り
鶴を折る時間の流れ
ゆるやかに
反戦のパレード
皆勤
親友となる
暴力の行方を見れば
内にも在り
反戦の市民
集って
自然体
張り裂ける胸に
したたるイラクの血
反戦のリッチなネット
宝もの
フセインはこそ泥
ブッシュは強盗
数よりも
質と行為の
反戦人
中東の権力あらそい
山笑う
不殺生何がなんでも
不殺生
神の声ツルに託して
平和へと
アメリカの
破壊兵器こそ大量
殺戮に
正気保てぬと泣く若者
若い師が
イラクに行こう
と一言
米強気
イラクの後はしりあがり?
刀狩りした後攻める
ブッシュ王
親米の政府つくるが
「解放」か
ブッシュ殿
化学兵器はやぶ(ブッシュ)の中
ブッシュ様
地獄の果てまで
ついてくわッ(小泉純一郎・作)
虫も喰わぬ遺伝子操作の大豆
撒く
共喰いのホモルーデンス
油井燃え
短歌的グループ
広島もかく襲われしか
イラクに向けたるアメリカの理不尽
四十年前安保許せし果ては
ここにあり今ここに
巧みにも言いつくろいてこの無惨
「グローバラィゼィション」の
行きつくところ
歳月(とき)つながりて
現在(いま)のあり
戦やめむと思いしは誰(た)そ
短詩的グループ
「悪の枢軸」(ブッシュ、チェイニー、ラムズフェルト)自己紹介?
かと思いきや
自分のことは棚に上げ
(詠み人しらず)
「民主主義」は誰のため?
「正しい戦争」など決して無い。
(怒れる一市民)
編集スタッフより
*四月二〇日の初版に続いて、第二版(修正版)をお送りします。初版は、パレード出発の三分前に刷り上げましたので、校正ゼロ回という惨状。間違いだらけで、申しわけありませんでした。
*ご氏名を公表してよいかどうか、お尋ねする時間がありませんでした。したがって全員「つくりびと知らず」にしました。
*これ以後も募集を続けて「出版」しますので、どんどん詩をお送りください。