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仏教小豆知識
神戸の殺人事件に於ける仏教徒の反省と提言(案骨子)

アムネスティ通

0307新聞
#0306どちらの側にも立たないことと、大悲心
#0306大慈悲
おせがき万灯会
 

夏が来ます。
 あなたの夏のイメージは何でしょう。
 命がみなぎる季節。躍動の季節。お盆の季節。戦争を思い出す季節。
 夏は光と陰です。
 かねこみすずの歌に日の光というのがあります。
 おてんとう様の日の光が四人のお供を連れてきます。
 ひとりは、命を育てるため。
 ひとりは、元気を与えるため。
 ひとりは、ものを見せるため。
 ひとりは、陰をつくるため。
というのです。
 光と陰。人生は喜びと悲しみ。しかし、悲しみから目を伏せて、知らぬふりをして生きるわけにはいきません。温故知新。古きを訪ねて新しきを知る。過去を照らすものは未来をよりいっそう照らす。
 ことしも夏、おせがき万灯会を厳修します。
 おせがきは先祖の供養をします。
 万灯会は、争いのない世界のために亡くなられた人々を供養します。そしてそのお布施の一部を困難と共にいる人々の救済基金にします。
 今までこの地球を守ってこられた先師先徳先祖に供養をいたし、争いで亡くなられた多くの痛ましい魂を供養したいと思います。私たちはそのことを忘れず、この御布施を大事にしてその一部ですが基金によってこの世に楽土の来らんことを祈ります。
 みなさんのご協力を心よりお願いいたします。
合掌

身の上は言わず語りの徒遍路

 これは毎月お遍路行に一緒にでかけている津田さんが詠んだ句である。津田さんの話ではお遍路さんの多くが胸に写真をつるしているという。たいてい最愛の人の形見の写真である。
 この話はいろいろな話へと繋がっている。「五百羅漢堂があって、そこへ行くとみんな亡くなった人と同じ顔の羅漢さんに会う」と誰かは自分の誰かの写真を見ながら言うし、誰かは「最初にお遍路にでた時は出会うお地蔵さんがみんな亡き夫に見えた」と言う。
 昨日は、善根宿に泊まった若い無職の人と語った。「いいことありましたか」「自分の悩みは小さいことが分かりました」「たくさんのお遍路さんと語ったのですね」「みんな悩みを持っているんです」・・・。今日は「失業中遍路です」という三十半ばのお遍路さんを見送った。
 お遍路さんは私の場合向こうから語りかけてくることは少ない。懐いている悩みや困難が大きいほど語ってこない。そして口をきると多くの身の上話が他人事ではなく迫ってくる。
 一歩一歩あるいて、一歩一歩は悲しみを反芻しているのか、それとも一歩一歩後悔しているのか、それとも一歩一歩苦しみを癒しているのか。
 人を失うという苦しみは、人を失った経験のある人との出会で回復される。同行といわれる由縁であろうか。そしてその遍路の話を聞きながらこちら側がほっとするのはなぜであろうか。

0304新聞

#0304春
#0304お彼岸
#損得0304

春0304 
 春がきた。みんな喜んでいる。でも、春は、心さわぐ季節。お体を大切に。
 春は、気温が上がる。
 春は、木々が芽を吹く、景色が変わる。
 春は、持ち場が変わる。仕事が、居場所が変わる。
 いろんなものが変わる春。心もうきうき、でも、うかうかもできない。
 暖かくて、こころもそぞろ、なにかをしたくて、できそうで、まだ準備はこれから。
 そこで、冬の間に、培ったものかものを言う。
 初志貫徹。初志なければ何もない。
 春の芽は、花は、冬の中でじっと耐えて蓄えてきた思いの開花。
 念ずれば花開く。
 蓄えれば力満つ。
 念と力あれば功なる。

 物思いに耽る人は、お寺参りしよう。チリンチリンと鈴の音させて、春の新風をたっぷり吸って、世界と呼吸し、人々と会話しよう。
 歩いていると、体が、春になっていく。

お彼岸

 お彼岸です。彼岸とは向こう岸。あの世。幸せの国。お大師さんがいるところ。お釈迦さんもいるところ。ご先祖さんがいるところ。
 私達は、お彼岸にはあの世に行けるといいます。精進潔斎して、身も心も清浄にすれば、お彼岸には太陽の道を通って、あの世に到達できるといいます。
 その清浄とは何
か。
 清浄とは、煩悩を清めることです。煩悩を清めるとは、自分や人を苦しめる一切を無くすことです。
 人と比べて、悦に入ったり、落ち込んだり、また、損得勘定に必死になったり、家族のことを放ったらかしたり、グルメや贅沢も離れましょう。生きていることに感謝し、天地の恵みや人々の営みに感謝し、少欲知足、心を穏やかにして、慈しみの心を湛えることでしょう。
 そうすると、お彼岸のほうからこちらへとやってくるのではないでしょうか。

損得

 戦争が始まる。不殺生の話をしていると「損得」の話になった。
 結局、金目の物が集まるところに戦争は起こる。中東、チェチェン、アフガニスタン、これらは石油の在るところ、そしてパイプラインの経由地。そして、大国の国境は必ず紛争に巻き込まれる。
 日本もそうだ。石油がどうの、米国がどうの。結局、経済のことを気にしているのではないか。
 貧乏の覚悟をしなければ、不殺生は貫けない。そんな話になった。しかし、結局、人殺しをしてまで、財をなして、生き延びてどうするというのか。何かが逆転しているように思う。
 仏教の第一は、戒律を守ること。その第一は不殺生。人殺しをしないこと。
 仏教徒になる心構えの第一は、名利損得を離れること。損得に縛られていては修行にならない。しかし、この損得勘定は常に人間の頭を悩ませる。
 そして、損得が切羽詰るのは、自分を取るか他人を取るか、自分の家族を取るか他人を取るかの時である。
 そうなってからでは実は遅いのだろう。
 損得を離れるとは、どちらかを選んでどちらかを捨てるという選択に追い込まれないために修行しておくことである。
 名利損得を捨てて、恨みを捨てて、恐怖を捨てて、他人を信頼し、そして常日頃から他人のことを考えておく。つまり、無関心無知を克服しておく。そのことが、不殺生を守っていく肝要だろう。