拝啓
残暑の候、皆様におかれましてはますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
さて、去る八月二十日、石手寺におきまして恒例の「大施餓鬼会(だいせがきえ)」を厳修いたしました。本年も多くの皆様にご参列いただき、無事に法要を執り行うことができましたことを、ここにご報告申し上げます。
当日は、餓鬼道に堕ちた無数の霊魂へ施すことによって得られる功徳を、亡くなられたご先祖や子孫に回向し(分け与えることで)、より皆様のご先祖様があの世で安穏を得られること、また今生においても皆様がご加護を賜りますよう、心から祈念いたしております。
また、第四十五代目住職、藤井俊良(しゅんりょう)からはお施餓鬼会の趣旨や「感謝する」こと、そして「施す」ことの大切さについてのお話をさせていただきました。
さらに、当日お越しいただいた方々には、万燈会にご参加いただき、屋台やキッチンカー、そしてよさこい踊りなどで盛り上がり、夏祭りのような賑やかな雰囲気の中で過ごしていただきました。
皆様の、さらなるご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。
敬具